前回までのあらすじ
毎日忙しく日本中を走りまくってる長距離トラックドライバーのオレ。
ふと思ったことをきっかけに、突発的に海外一人旅を決め
ソッコーでネットで航空券と宿泊ホテルの予約を取ったオレだった。
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#1 何となく...日本を出てみよう!しがない長距離トラックドライバーが一人で海外旅行へ | 初の海外一人旅
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出発当日
嫌々空港へ行き 嫌々飛行機に乗ったw
そして、2時間くらいで最初の経由地の南京へ到着した。
最初の経由地である南京では1時間程のトランジットなので、慌ただしかった記憶しかない。
その後、国内線に乗り換え成都へ 2時間くらいだったかで成都についた。
ここではトランジットが16時間くらいだった。
(成都の観光をする為にあえて長めのトランジットを選んだのだ)
実はと言うと、中国という国への不信感と不安から
王欢という中国人女性の知り合いに
成都在住の知り合い(日本語が堪能な中国人の夏さんという女性) を紹介してもらっていた。
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中国人の王欢との出会いはプロフィールページの「2回目の長距離トラックドライバーへ」の項目でどうぞ
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その夏さんと事前にwechatでやり取りをし
成都での観光案内と滞在するホテルの手配を頼んでいた。
話は戻って・・
そしてイミグレを抜け、 荷物受け取りのコンベアの前で荷物が出てくるのを待つが
オレのスーツケースが一向に出てこない。
そうこうしてる内に、コンベア上の荷物がなくなり
ただ動くコンベアの横には私と一人の中国人男性の二人だけ。
少し焦った私は、インフォメーションへ行き
片言の英語と身振り手振りで 「私のバッグが出てこない! ないんだ!」と訴えた。
「あそこのオフィスへ行け」みたいな冷めた感じで、一つのドアを指差された。
で、そいつが言うオフィスへ行くと中年の中国人女性の職員が
ネイティブな早口の英語で私に向かって何か言ってきた。
おそらく「どうかしたのか?」的なことを言ってるのだろう
早口の英語に多少怯んだが、私も先程と同様に身振り手振りで必死に訴える。
職員と私がやりとりをしていると、さっきコンベア横にいた中国人男性が入ってきた
その人も結局、荷物が出て来なかったらしく
中国語で多分「オレの荷物が出て来ないんだけど?」的なことを言っていた
そして少し待つと、長身で角刈り黒コートの屈強で
高圧的なthe中国人の漢が来て「こっち来い」みたいなことを言ってきた
もちろん中国語で。
怖いし不安しかなかったが、もう一人の中国人男性もいたので 一緒に着いて行った
すると、小汚いバスに乗せられ、どこかに連れて行かれる。
出発した途端に、このバスの行く手に邪魔になりそうな
周囲の車たちに向かって「バーーーーーーーッ」とクラクション全開で
しかも
バスドライバーのチンピラ風中国人と角刈り黒コートのthe中国人が
罵声だろうか? 怒鳴り散らしていた。
まるで護送車か街宣車にでも乗せられている気分だった
(どちらにも乗ったことはないけどねw)
ただただ恐怖だったし
この後のことを色々マイナス的に想像した。
日本の空港職員のイメージとは真逆で
ブラックな組織の平社員的な臭いしかしなかった。
5分〜10分くらい走っただろうか
生きた心地がしなかったバス移動が終わり
角刈り黒コートのthe中国人の漢が
手動でドアを開け「降りろ!ついて来い!」みたいな事を言ってきた。
そして、バスを降り
まるで映画「グリーンマイル」のグリーンマイルを歩くコーフィになった様な気分で
その漢に着いて行くと
空港ターミナルみたいなとこに入っていった。
すると、ある荷物コンベアの横に ポツンと2つのスーツケースが置いてあった。
私のともう一人の中国人男性のそれである
正直ほっとした。
後でわかったのだが、 内容は簡単に説明すると
南京ー成都は国内線であり到着も国内線ターミナル
自分も国際線から国内線への乗り継いで成都に来た。
しかし
私たちの荷物は福岡ー成都で国際線のターミナルの方へ送られていた
ということだったらしい。(たぶんねw)
荷物も無事戻って来た私は、とりあえず夏さんに連絡する事にした。
「#3ロストバゲージの危機を乗り越えて、いざ中国四川省の省都・成都へ」へつづく