トラック運転手 生活

長距離トラックの運転手をやってみて気づいたこと・・トラック運転手の愚痴と今後について

geralt / Pixabay

中年運転手の運転手日記 2019.07.15

長距離トラックの運転手をやってみて気づいたこと

自分は長距離トラックの運転手になって10数年経つ。

この特殊な労働に従事している中で、多くのおかしなことに気付く

おそらく、運転手の誰もが気付くし、誰もが感じることだと思うのだが

それは、物凄くグチが多いと言うことだ。

グチだけでなく、文句も多い。

 

それは、

運転手同士だったり、対運送会社であったり、対荷主であったり

対トラックであったり、対一般車であったり

と実に様々だ。

 

トラック運転手をやっていると、グチや文句を言わないと、

やってられない程のストレスがかかる職業だと言うこともわかる。

 

そこで思いついたのが、ネット上にグチや文句をブチまけるればいんじゃね?

このネット社会、SNS等でグチや文句をブチまけると、ネット上で口論になり炎上する

しかし、トラック運転手のグチや文句をトラック運転手が見れば

それは、ある程度同意が得れるのではないか?

更にはグチや文句が情報という形で共有され、何らか意味のあるものになるのではないのか?

と思った。

 

例えば

・やたら荷物待ちさせる荷主のグチや文句であったり

・やたら上から目線のリフトマンがいて、腹立つ工場のグチや文句だったり

・基本的にパレット輸送で割りかし楽な仕事内容の運送会社の情報だったり

・仕事内容や運行内容はむちゃくちゃで違法だが、やたら稼げる運送会社の情報だったり

・ブラックでやばい運送会社の情報だったり

・過去に辞めた運送会社のグチや文句だったり

あげればキリがないほど、トラック運転手のグチや文句はあるように思う。

 

このトラック運転手のグチや文句というのは、現場の声であり、生のリアルな情報でもある。

このトラック運転手のグチや文句を集めれば、情報としてビッグデータになるのではないのか?

 

トラック運転手のみを集めた、クローズドのコミュニティ的な感じなものでも作って

情報の交換をすればいいのではないのかと思った。

 

自分自身、運転手同士でグチったり文句言ったりしてても

何も変わらないだろうし、何も変わらなかった過去がある。

この運転手不足の世の中、そろそろ運転手が立ち上がり、地位向上すべき時なのではないのか?

底辺産業と言われる、現在の状況を脱却すべきではないのか?

そう考え、何か運転手のグチや文句を情報に変えるべく、何か行動を起こそうと思う。

 

がしかし、今の自分にプログラミングの技術はおろか、何の技術もないw

とりあえず、掲示板の設置をしてみようと思う。

とりあえずは掲示板が荒れようがいいと思う。

まずは運転手のグチや文句を集め、情報化することを目的とし

また、グチや文句を掲示板に書くことでストレスも発散出来るのではないかと考えた。

 

運転手だけのコミュニティを作り、運転手に特化した情報共有し

運転手が荷主や会社をスコアリングする。

そういう時代なのではないのかと思う。

 

世界の中でも、圧倒的に最先端を行く中国のフル・トラック・アライアンス・グループ

トラック配車アプリ(貨物トラック・マッチングプラットフォーム)に

もうすでに、中国全土の300万人ほどの長距離トラックがこのプラットフォームに乗っていて

インプット→AIを活用した需要予測(貨物、交通量、車両、天候、与信)をし

AI分析をし

アウトプット→(マッチングの最適化、稼働率の最適化、料金の最適化、取引リスクの最小化)

つまり、荷物とトラックのマッチングが全自動で行われている。

(*中国をはじめ欧米では、長距離トラックは基本的に個人所有の個人経営がほとんど)

これにソフトバンクビジョンファンドが出資しているということは

そのうちに日本にも入ってくるのではないのかと思う。

そうなれば、運転手は会社に依存することはなくなるのではないか?

運転手の人数が限られてくる以上、運転手が荷主を選べる時代がくる気がしてならない。

 

今現在、運転手を奴隷のように扱うような

クソみたいな荷主とクソみたいな運送会社の情報を

運転手で共有し、クソみたいな荷主とクソみたいな運送会社を排除していくべき

だと感じた。

何か考えるべき時がきたのではないのかと思いつつ、どうにか動こうと思った2019年。

  • この記事を書いた人

UK

一年のうち、1ヶ月くらいを東南アジアのどこかで過ごす、低学歴で低所得でデブい中年のおっさん。 ネット上では底辺の職業だといわれる"長距離トラックドライバー"になって十数年。長距離トラックドライバー目線からの運送業について愚痴も含め解説していくブログを立ち上げてみた。

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