トラック運転手

運送業未経験者が運送会社へ転職する場合の失敗しない会社選びのコツ

運送業界未経験者の人が長距離トラックドライバーとして

運送会社へ転職しようとした場合の

失敗しない会社選びのコツを

現役トラックドライバーのオレが教えます。

 

 

Contents

職業としてトラックドライバーになろうとする場合

geralt / Pixabay

職業のひとつとしてトラックドライバーを選択する場合の

失敗しない運送会社の選び方。

これはトラックドライバーってかっこいい!とか

カッコいいトラックに乗って仕事したい!とか

そういう人じゃない人。

純粋に収入を得る為の職業(手段)として

トラックドライバーを選ぼうとしてる人が対象の場合です。

求人票や書面上から見る失敗しない運送会社の選び方

まずはハローワークとか転職サイト等の求人票から見る

失敗しない運送会社の選び方。

・給与や賞与、その他の手当て等

年収や月収だったりが明らかに極端に多く明記してある会社はダメ!絶対!

これは当たり前の話ですが、確実に何か裏がある場合が多いです。

そうなると就職しても結局は「話が違う」とすぐ退職する羽目になる確率が高いです。

・休日(週休や年間休日)

休日(週休や年間休日)が一般企業なみにある場合

運送会社(特に長距離輸送)の場合、時間や休みが不規則になりがちなので

例えば、完全週休二日や隔週週休二日などは疑うべき点でして

仮に休日が守られる場合は相対的に収入が低くなる傾向にありますし

まあ「話が違う」ってことになりやすいです。

・その他

アットホームな会社ですや

みんな伸び伸び楽しくやっている会社ですや

将来性があり、やりがいのある会社です

とかって、鵜呑みにしたらヤバいのは他職と同じですよねw

面接時など直接自分の目で見る時の注意点

・[超重要]事故弁済金や保険免責について

面接時に確実に聞いておくべき超重要事項があります。

それは

車両事故や荷役事故

または荷崩れ等による荷物破損が起きた場合の

弁償金等の支払い義務

について。

 

求人票などにはほとんどの場合記載してありませんが、後々トラブルになりやすく

ダイレクトに自分の身に降りかかりますので

面接時に面接官に確実に聞いておいた方が良いです。

 

他の業種にはあまり無い、運送業、運送会社(特にドライバー)によく見られる特殊な制度というか

決まりがありまして

自分の過失の有無に関わらず、会社に損害を与えた場合

ドライバー自らが全額あるいは一部金額の弁償をするという制度です

 

自分も保険免責分や一部弁償金が発生する運送会社に務めた事がありまして

最高8万円ほど支払いしたことがあります。

実際は翌月の給料から天引されたのですが(天引は多分違法なのでしょうが)

 

この様な弁償などの支払いが発生すると

仕事をして、得る収入より支出の方が多くなる事がありえまして

言い換えれば、お金を払って仕事をさせてもらう

という訳の分からない事になってしまいますし

 

最悪、逃げるように会社を辞めるような事にもなりかねません。

実際に支払いできず(支払いをせず)退社して逃げる人もいますし

会社に借金を背負う形で飼い殺し的なことにもなりかねませんので

事前に弁済金発生の有無は確実に聞いておくべき重要事項です。

 

 

未経験者の場合、もう一つ注意すべきことがあって

それは

「車両の整備をドライバーが自らでやるのかどうか」

 

運航前の車両の点検はもちろんドライバーが行うのですが

それとは別に車両の整備(タイヤ交換やオイル交換)など、修理以外の整備の事で

タイヤ交換やオイル交換などをドライバー自ら行う運送会社もまぁまぁありまして

そこそこの知識や経験が要求される場合があり、全くの未経験者にはしんどいと思います

(1~2年も経験すれば慣れることではありますが)

それと、慣れない人が車両整備をした場合、

大小トラブルの元になる事もありますので注意です

(エンジンの不調や湖沼などの原因になる場合も)

当然、車両整備も時間的にもそこそこかかりますので。

整備点検をディーラーで行うとか、車両整備の担当者がいるような運送会社に勤めれば

車両整備等は完全にドライバーが行うことはなくなるので、無駄な労働は減りますね。

 

 

・駐車場に停めてあるトラックを見て

総じてみんな綺麗でピカピカしてる場合、無駄に洗車を強要される場合が多くヤバめ。

・トラックがやたら派手に仮装(改造)してある

無駄に洗車を強要される確率80%でヤバめ。

ぶつけたり傷をつけた場合、弁償またはそれなりの精神的苦痛を味わうことになる確率70%でヤバめ。

そういう派手目なトラックはまともな企業に出入り出来ない場合も多いので

相対的に市場関係や取引先が昔ながらのようなところの場合が多く、仕事面が超ハードな確率が高くてヤバ目。

(未経験者の場合、想像を絶する程の重労働だと思って下さい)

・従業員(ドライバー)の態度や格好を見て

・サンダルやスリッパ履きが多めな会社もヤバめ

なぜなら、まともな会社ほど従業員の格好もまともだから。

 

・事務所にオラオラ系の人がおり、事務所の空気感がやたらピリついてる会社もヤバめ

昔ながらの上下関係でパワハラが蔓延してる可能性大で、上司の命令は絶対系の恐れあり。

 

・従業員(事務所)にサングラスや色眼鏡をかけているヤツがいるとこヤバめ

これも上と同じ条件

 

・駐車場に(黒塗りの)高級車が数台停まっていて、かつ他(従業員)の乗用車がボロい車が多い場合もヤバめ。(家族経営に多い)

休日等が極端に少なく、数少ない通勤の為に程度の良い乗用車を買うのを勿体無いと思ってる可能性が多い。

つまり、ブラックな可能性が多い。

 

トラックが大好きでカッコ良いトラックに乗って仕事をしたい。

Free-Photos / Pixabay

トラックが大好きで、カッコ良いトラックに乗って仕事がしたい!

デコトラが大好きだ!

トラックを自分の好きに飾って(改造して)みたい!

トラック野郎に憧れている!

 

みたいな人が選ぶべき運送会社

 

知人の紹介

カッコ良いトラックやデコトラに乗って仕事したい場合、

これ一択と言ってもいいほど、知人や友人の紹介が最強です。

 

ハローワークや求人サイトや求人誌で探す

ハローワークや求人サイトや求人誌など自力で探す場合。

求人票の紙面ではなかなか分かり難いです。

ですので、応募後の面接での判断になりますが、確率を上げる為に選ぶポイントを少し

・とにかく収入面が良い

極端に収入面が良い場合、法律に則った運行ではない場合が多く

そういう運送会社であれば、トラックの装飾(改造)も自由な場合が多い

 

・所有台数が少ない

トラックの所有台数が少ない場合、個人経営で社長がトラック好きな場合が多く

そもそも社長が好むトラックの装飾が施されていたりします。

また個人経営の場合、相対的に自由にさせてくれる場合が多いです。

 

・事務職の人数が割と少ない

これも上記の理由と同じで、個人経営の可能性が高く、割と自由な場合が多い。

 

この辺をポイントに応募すれば良いかと思います。

後は面接時に面接官に直接聞いたり、トラックを見たりして判断すればいいです。

 

その他

そのほかの方法として、実際に走ってるトラックを見て

その会社に直接、電話してみる等です。

実際、この方法で転職するトラックドライバーもいます。

 

 

まとめ

 

トラックが飾ってあったり、デコトラを保有する運送会社の場合

入社するのは割と簡単だという印象です。

(逆に退社するのが難しい場合もあります)

仕事は多少きつくなったりするかもしれませんが、カッコ良い、綺麗なトラックに乗って

気分良く仕事が出来ますし、趣味が仕事になりますので仕事自体が楽しくなる事でしょう。

 

 

 

 

 

この記事を書いたオレのプロフィール▼

 

[/speech_bubble]

 

  • この記事を書いた人

UK

一年のうち、1ヶ月くらいを東南アジアのどこかで過ごす、低学歴で低所得でデブい中年のおっさん。 ネット上では底辺の職業だといわれる"長距離トラックドライバー"になって十数年。長距離トラックドライバー目線からの運送業について愚痴も含め解説していくブログを立ち上げてみた。

\ Follow Me! /

PLAY NOW

Translate »

© 2024 長距離トラックドライバー3.0

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。