トラック運転手 転職・就職

長距離トラックドライバーが転職を迷った時、少し冷静に考えてみて

「長距離トラックドライバーが転職を迷った時、少し冷静に考えてみて」

 

なぜオレがそう思ったのか。

それは

最近、自分が勤めている会社の先輩運転手が転職する為に、会社を退職していったのだが

その先輩の転職先の運送会社や仕事内容、給与体系等を聞いてみたり、そもそもの退職理由も含めて話を聞いてみると

なんとなく微妙な感じがした。

なにが微妙なのかというと、転職する意味についてである

 

トラックドライバーの転職先が高確率でトラックドライバーであること

そして、トラックドライバーは相対的に転職回数が多くなりがちだという事実。

自分自身が転職した時のことを思い出しながら

トラックドライバーが転職を考える理由や

トラックドライバーの転職先はまた運送会社になる理由

更には運送業の将来的な事なども含めて

トラックドライバーの転職について、失敗しない為に自分なりに少し考えてみた。

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長距離トラックドライバーが転職を考える主な原因と注意点

 

まずトラックドライバーが転職を考える時って

自分の経験上、原因は大きく分けると5つに分けられると思うんです。

その原因別に転職する前に考えるべきポイントをまとめてみる

 

給料への不満

joelfotos / Pixabay

 

だんだん給料が下がっていく事への不満だったり

仕事に対して給料が安いという不満だったり

他社と比べて給料が安い事への不満だったり

単純にもらった給料への不満だったり

 

いわゆる金銭面での不満

 

これが圧倒的に多い原因の1つではないでしょうか?

 

歩合給がほとんどのドライバー職

昨今の法規制のせいでトラックドライバーは稼ぎにくくなっているのは事実で

それはどこの運送会社であっても同じはずなのだけど

違法運行をどれだけ認めてくれるかによって給料は高くなる

しかし

それも、いずれ監査等によって適正化され

同じように給料(収入)は下がってくる事になる。

 

という風に、適正な事業所ではそれなりの収入しか得られず

転職しながら適正ではない事業所を巡る事で、ある程度(納得できる)高い収入をキープすることになり

結局、どこかで圧倒的に収入が上がらなければ、この転職ループから一生抜け出せない。

 

トラックドライバーであり続けるならば、見込み収入は下げざるを得ないと思うし

それに合わせて、生活水準も下げる必要があるかもしれない。

 

とはいえ、退職や転職というのはそこそこエネルギーが必要だ

収入面での不満が原因で転職しようと思った場合

 

一旦冷静になって考えてみてほしい

 

一生転職のループで収入をキープするのかどうか。

 

焦らずによく見極めて転職するべきではないかと思うんだよね。

 

激務の仕事内容に対する嫌気

Free-Photos / Pixabay

重労働や休日なし等の激務労働に対する嫌気が原因の場合。

基本的に長距離トラックドライバーという職業は重労働であるのは間違いないんだけど。

 

荷役作業が手積み手降ろしだったり

休日なく仕事を詰め込まれたり

睡眠時間を削って働かされたり

 

体力的、精神的な重労働への不満

これについては、できるだけ早く転職することを推奨する

運送会社は山ほどあるし、

そもそも、ドライバー自体の絶対数は減り続けてるし、減っていく

もうドライバーが会社を選べる時代になっていると思う

 

ただ、

一旦冷静になって考えてみてほしい

 

同じような会社に転職しないために、会社をよく見極めなければならない。

焦りは禁物だよ。

 

 

人間関係への嫌気

RyanMcGuire / Pixabay

自分の経験上、ドライバー職の人って、基本的に自分のことしか考えていない人の割合が非常に多い。

仕事に対しても自分目線で自分に都合が良くなるようにしがちで、自分の都合が悪くなると途端に文句や愚痴を言いだす人の多いこと

派閥的なグループが存在する場合も多く、非常に疲れることがある

 

人間関係のトラブルや、ドライバー同士の人間関係に転職を考えることがあるかもしれない

しかし

長距離トラックドライバーって意外と人と関わらずに仕事を完結できる。

 

人間関係に疲れそうであれば、あまり人と関わらずに仕事をこなせばいいと思う

割り切った付き合いをすればいいし、人の事は考えなくてもいいと思う。

 

追い出される感じでの転職とかする必要ないと思うし、そんなことにエネルギーを使うべきではない。

 

人間関係に疲れて、転職を考えた場合

 

一旦冷静になって考えてみてほしい

 

本当に転職しなければいけないのかどうかを。

 

他社ドライバーからの誘い

geralt / Pixabay

 

これも割とドライバーあるあるではないかと思うが

友人や元同僚等からの勧誘

 

労働環境や収入面の圧倒的な改善が見込まれる場合

転職や移籍したくなるのは理解できます。

ただ、デメリットもあります

例えば、転職した後に「話が違う」「条件が違う」となった場合でも

退職し辛いこと。

紹介者の事を考えて、ただただ耐える毎日を送ることになるだろう

そうならない為にも

 

一旦冷静になって考えてみてほしい

 

何度も何度も確認し、今現在勤務中の会社とよく比較し転職するようにしましょう。

 

将来的な不安

geralt / Pixabay

 

日々の仕事の中で将来的に不安になる事もあるでしょう。

例えば、ドライバー職にありがちな「退職金がない」とか「昇給がない」とか

保障的な事を考えると不安になったりもするかもしれません。

自分の経験上これは、ドライバー職を辞めて、他業種に転職することが多い印象ですが

なぜか、トラックドライバー職に戻ってくる割合が高いように思います。

 

結局、人に監視されない環境での労働であるトラックドライバーは気楽であるのと

ある種の自由があることで、トラックドライバーに慣れてしまうと

普通の企業に勤務することが難しくなるような感じです。

実際、自分自身もキビシイかなと思います

 

そこで、やはり

 

一旦冷静になって考えてみてほしい

 

ってことになります。

 

がしかし、これに関しては

トラックドライバーに戻ることは割かし簡単ですので

できる限り挑戦はするべきだとも思います。

ただ転職時のエネルギーは必要ですので、それだけはリスクかなと思います。

 

 

まとめ

今まで多くの退職者や転職者を見てきたことや

退職や転職したドライバーのその後を見てきたことでオレ個人が感じたことは

退職や転職する前に「まず一旦、冷静になれ」ってこと。

理由は

転職して別の運送会社でドライバーをしたとしても、また同じような理由で転職しがちで、不満→転職の無限ループになりやすいし

ドライバーではない職についた場合でも、またドライバー職に戻ってくる人の多さを考えても

不満を抱えた場合、冷静に不満の原因と改善策を考えて欲しい。

結果的に転職が最良の選択になった場合、現状の不満が解消されて、それがいつまで続くのかを考えるべきであり

確実に同じ不満を抱えて転職し直すことがない前提で転職して欲しい。

 

ということですが、完全にオレ個人的な考えですので参考程度に考えてください。

 

 

 

 

そんなオレのプロフィール▼

 

  • この記事を書いた人

UK

一年のうち、1ヶ月くらいを東南アジアのどこかで過ごす、低学歴で低所得でデブい中年のおっさん。 ネット上では底辺の職業だといわれる"長距離トラックドライバー"になって十数年。長距離トラックドライバー目線からの運送業について愚痴も含め解説していくブログを立ち上げてみた。

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