運転手

大型トラックを運転するに当たって知っておくべき事【初心者向け】

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当たり前ですが、大型トラックと乗用車では特性上、運転する上でさまざまなな違いがあります。

大型トラックの運転が未経験の人や初心者の人に向けて

大型トラックの運転歴10数年のオレが経験上

気をつけるべき特異性と注意するべきことを解説してみようと思います。

 

大型トラックと乗用車の違い

ただ単純に大きさが圧倒的に違うわけなのですが

その大きさの違い故の特異性や注意点や

乗用車にはない装備品や機能についても解説してみます

まずは運転する前に知っておくべき知識や情報等について。

 

車幅や全長の違い

まず実際に運転する大型トラックの

車幅や全長や高さ等を知っておくべきでして

車検証に記載してあるので確認しておいて下さい。

 

自分が乗っている一般的な大型増トンウイング車を例にすると

長さ:1198cm 幅:249cm 高さ377cm

最大積載量:13600kg 車両総重量24990kg

と記載されています。

ざっくりと

長さ:12m 幅:2.5m 高さ:3.7m 積載量:13.6t

と覚えてます。

 

ちなみに増トン車とは総重量が20t超の大型トラックの事です

↑こういうステッカーが貼ってあるのが増トン車の印です

 

とりあえず、最低これくらいを頭に入れて置けば、道路の規制等に対応できますし、過積載も防止できます。

 

死角の違い

死角についてですが、一見すると

「大型トラックって死角だらけじゃね?」

と思われがちですが、実際はそうでもなくて

意外と乗用車に比べて死角は少ないのではないかと思っています

 

ミラーの数が多いのも死角が少ない理由ですね

 

死角については下の図の赤い〇のところが全く見えません

トラックの構造上、どうやっても全く見えません

経験者なら誰もがわかる事なのですが

まず、左右にある赤〇については、ミラーにも映らず死角になります。

ただ、対策もあって、右側の赤〇については、目視で見えますし

左側の赤〇は助手席のミラーを動かす(折りたたむ動作)ことにより見えるようになります

 

厄介なのが、運転席側の角の赤〇の位置でして、正確には運転席側角の下なんです。

運転席から顔を出しての目視か、助手席の丸ミラーを予め見える位置に調整しとくしかないです

ただ、ここは動いてる時ではなくて、発進する時に確認しないと危険な場所なんですよね

 

↓これは自分のトラックのミラーなのですが

車体の左側は後ろから前の角まで見えるように調整してます

右上の丸いミラーは、運転席の前下の方まで映るように調整しています

上の写真を見てもらえばわかりますが、左側にあるトラックのキャビンが見えてないですよね

そこが先ほどの図の左側の赤〇部分の死角です。

 

後方にしてもバックモニターでバッチリ見えています

 

信号待ちとかで、後ろにくっ付けて来るヤツとか、人まで見えますからね

 

 

大型トラックならではの装備や機能

 

自分が普段乗っているUDトラックスのクオンという大型トラックのスイッチ類を紹介します

①車間センサーOFF ②Driver Alart Support OFF ③スス焼きキャンセル ④オートリターダーOFF 

⑤LDWS(車線逸脱センサー)OFF ⑥UDSC(横滑りセンサー)OFF ⑦手動スス焼き ⑧ミラーコントロールリモコン

 

①ウイングスイッチ ②サイドマーカースイッチ ③タイヤ灯スイッチ ④庫内灯スイッチ

⑤坂道発進アシストOFF ⑥手動アイドリング設定スイッチ ⑦アイドリング設定、レジュームスイッチ

⑧デフロックスイッチ ⑨フォグライトスイッチ

 

①エアコンスイッチ(風量ボリューム) ②温度設定ボリューム ③吹き出し口設定ボリューム

④エアサスコントローラー切り替えスイッチ ⑤室内蛍光灯スイッチ ⑥悪路脱出時に押すスイッチ(名称不明)

⑦エンジン暖気スイッチ ⑧トラクションコントロールスイッチ ⑨ミラーヒータースイッチ 

⑩ミラー折りたたみスイッチ

 

①オートクルーズスイッチ ②車間クルーズスイッチ 

③車間センサーコントロールスイッチ ④エコモードオフスイッチ

 

 

ハンドル右側スイッチは

メーター内にあるマルチインフォメーションディスプレイの表示切り替えスイッチです

 

大型トラック特有のスイッチがたくさんありますが、使わないものも多いです

 

初心者向けの豆知識ですが

冬場、寝る時に暖房を掛けますが、エンジン暖気スイッチを押し忘れると

エンジン水温が下がり、いつのまにか暖房が冷気に変わりますので、覚えておくといいと思います。

 

 

大型トラックの種類と特異性について

10輪(高床、中低床)

通称10輪と呼ばれている、一般的な大型トラック(画像は中低床車)

運転に関する注意点としては、右左折時のケツ振り(オーバーハング)には要注意です。

荷物を積む際にトラックの前方に荷物の重心が来る「前荷」になってしまうと

ハンドルは重くなり、前輪がフェンダーに干渉し削れますので注意です。

 

雪道にはとても弱く、雪が降る地域に行く場合はチェーンを巻くことを覚悟する必要があります

 

4軸低床車

車体を支える軸が4つある4軸低床車両

最近は4軸低床車両が最もポピュラーな車両じゃないでしょうか。

 

様々な荷物に対応した車両であり、最近だと低床指定の荷物もあります

ツーデフ構造になっており、最悪デフロックを使えば雪道でもチェーンを巻くことは少ないです

自分もこの4軸低床車に乗っていますが、チェーンを巻いたことはありません。

 

荷物の重心が前方に来る前荷になっても、ハンドルが重くなることもなく運転しやすいです

ただ、走行中の振動で荷物が後ろにズレることがあるのもこの車両ならではですね

 

大型トラックの中では、ダントツで運転しやすい車両です

 

前2軸車

前方に軸が2つある車両です。

バックでプラットホームに着けるのが格段にやりやすい車両ですが

普通に前に進む分にはめちゃめちゃ運転し辛い車両で慣れが必要です。

ですので、西濃運輸をはじめヤマト運輸や雑貨の路線便で使うことが多い車両で

一般物を運ぶのがメインの普通の運送会社では使い勝手が相当悪いこともあり、まず買わない車両ですね。

 

自分も何回か運転したことがありますが、めちゃめちゃ運転し辛かったですし

正直、二度と運転したくありませんねw

 

狭い道路などでは、緊張感がハンパないです。

ハンドルが切れないというか、曲がれないんですよw

 

箱車と平ボディー車の違いと注意点

10輪だったり、4軸低床だったりありますが

荷役作業を天井クレーン等で行う場合、この平ボディー車でしか対応できません

 

高さがないので、制限高とはあまり気にしなくていいですし

強風の中でも普通に運転できます。

 

あと、(自分的には)シート掛けがめんどいのと、雨の日の荷物の積み降ろしが地獄です

自分は1か月程度しか平ボディー車の経験がありませんので、悪いところしか記憶に残っていません

 

まとめ

大型トラックを運転する前に知っておいた方がいいものをざっくり書いてみましたが

実際に大型トラックを運転する前に特性や装備機能の使い方がなんとなく掴めたのではないでしょうか

 

最近の大型トラックは安全装備や機能面でも充実しており、長時間運転の疲れを軽減してくれますし

一昔前の大型トラックに比べたら、格段に運転しやすくなってると思います。

 

装備機能が充実していても、それを使えないと意味がありませんので

自分が乗るトラックの装備機能くらいは、頭に入れておくべきだと思います。

そしてそれが、トラブル回避にもつながりますし、結局は安全運転に繋がっていきます

 

 

 

 

そんなオレのプロフィール▼

 

 

 

 

 

  • この記事を書いた人

うに

九州の某所にて、 ネット上では日本の底辺職だといわれる 「長距離トラックのドライバー」をやって十数年。 なぜ底辺職と呼ばれるのかは理解できるし それについて異論はない。 がしかし、運送業界の闇に疲れ、 ストレスフリーの人生を送るべく 割と本気で今後の人生について考えている。

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