トラック運転手 生活

長距離トラックドライバーが昔みたいに稼ごうと思ったら、ブラックな運送会社一択しかない

pasja1000 / Pixabay

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長距離トラックドライバーが昔みたいに稼ごうと思ったら、ブラックな運送会社一択しかない理由

長距離トラックドライバーが一昔前の様に、お金を稼ごうと思ったら

「出来るだけブラックな運送会社に入社し、違法な労働下で働くしかない」

という話です。

 

一般的に運送会社の従業員(ドライバー)として働く場合の収入給料は

ドライバー個人の売り上げの23%〜30%くらいが適正と言われています。

つまり、一月当たり200万円を売り上げた場合のドライバーに支払われる給料は50万円〜60万円ということになります。

 

一般的な中小企業の運送会社であれば、大型トラック1台あたりの月の売り上げは150万円〜200万円くらいだと思います。

(当然、輸送する品物や距離などで大きく変動しますが・・)

なので、ドライバーに支払われる給料は34.5万円〜60万円/月くらいになります。

ただ、自分の感覚としては売り上げの30%を給料として支払う運送会社は少ない感じがします。

実質的に23%〜28%くらいが多いのではないでしょうか。

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とはいえ、貨物運送事業法という法律の下で運送会社は事業を行うワケですので

トラックの稼働時間(つまり、ドライバーの労働時間)は限られるワケです。

それを踏まえた上で、ドライバーがより多くの所得を得る為にはどうすればいいのか解説します。

 

まともな運送会社でドライバーとして働いた場合の収入

まともな運送会社というか、ある程度普通の運送会社でドライバーとして働いた場合

平均的に月の売り上げが150万円〜200万円弱くらいだと思います(ドライウイングの場合)

つまり、ドライバーが得る月収は34.5万円〜56万円くらいだと思いますが、

感覚的には40万円前後が多いのではないかと感じます。

実質の手取り金額は30万円〜40万円程度

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トラックドライバーがより多くのお金を稼ぐ為には

しかし、運送会社によって、またはドライバーによっては、より多く稼いでいる人がいるのも事実です。

トラックドライバーがより多く稼ぐ為には、単純に売り上げをより上げればいいワケですが

貨物運送事業法という法律で、トラックの稼働時間が限られますので

通常、売り上げの限界は割と低いのが現状です。(運賃が極端に高額であれば別ですが)

 

しかし、運送会社は運輸局の監査などが入った場合のリスクを考えると、無茶苦茶な運行をさせて

売り上げをあげて、ドライバーにより多くの給料を支払うということができません。

運送会社が会社を運営していく上で仕方がない事だと思います。

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特段に収入を増やす為にはブラックな運送会社一択しかない

では、より多く稼いでいるドライバーはどうやって稼いでいるのかと言うと

答えは簡単で、単純に売り上げをより多く上げているからです。

 

なぜその様なことが可能かと言うと

これも答えは簡単で、運送会社が違法な運行を行っているからです。

 

つまり、ブラックな運送会社と言うことになります。

 

個人経営の運送会社とかに多い印象です。

 

大手の運送会社でドライバーとして働く

ちなみに、大手の運送会社でドライバーとして働く場合は

法律に従った運行の元で適正に労働ができる上に、そこそこ高い給料が貰えます。

 

しかし、大手の運送会社のドライバーとして働く場合

扱いは、まるでロボットです。

会社からの命令(指示)を完全に全うするだけです、自分の考えや意見は全く通用しませんし

走行するルート(道順)や休憩場所に至るまで、こと細かいところまで指示があります。

会社側からはロボット的な扱いしか受けませんし、ドライバーも意思を持たないロボットの如く

任務をただ遂行するだけです。

当然、人間的な意思を思ってしまい、会社の指示から外れると、厳しい罰則を受ける事もあります。

しかし、人間的な扱いではありませんが、そこそこ高給で安定した収入を得ることは出来ます。

昔の日本兵みたく、上官(会社)の命令を完全に遂行するだけのマシーンと化することが出来る人であれば

大手の運送会社でドライバーとして働く事が、より高給で安定していますのでいいと思います。

 

まとめ

長距離トラックドライバーとして、一昔前みたく稼ごうと思ったら

ブラックな運送会社で、違法に働くと言う事。

もしくは、大手の運送会社でロボットと化して働く事だと思います。

 

ブラックな運送会社で違法に労働しているドライバーも、まだまだ割と多いのも事実だと思います。

 

自分の独断と偏見で言えば

派手な改造を施していて、運転マナーの悪いトラックだったり

リミッターを解除して、デタラメな速度でかっ飛ばしているトラックなんかが

まさにブラックな運送会社のブラックなドライバーであり、そこそこ多くのお金を稼いでいると思っています。

ですので、長距離トラックのドライバーとして、より多くのお金を稼ごうと思ったら

ブラックな運送会社で違法に働くの一択だと言う事です。

  • この記事を書いた人

UK

一年のうち、1ヶ月くらいを東南アジアのどこかで過ごす、低学歴で低所得でデブい中年のおっさん。 ネット上では底辺の職業だといわれる"長距離トラックドライバー"になって十数年。長距離トラックドライバー目線からの運送業について愚痴も含め解説していくブログを立ち上げてみた。

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